悲劇を起こさないための、ブラック病院の見分け方

  ブラック病院の見分け方 ⇒ (現場の雰囲気 + 患者さんの口コミ + 超過労働環境) x リサーチ

ブラック企業の定義

転職前にどのような職場かわかることができればそれに越したことはないのですがその病院がどのような状況化というのは中々わかり辛いものです。そもそもブラック企業のしっかりとした定義というものは無いようですが、ウィキペディアには下記のように記述されています。

ブラック企業(ブラックきぎょう)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、広義には入社を勧められない労働搾取企業を指す。英語圏では一般的にスウェットショップ(英: Sweatshop)と呼ばれている他、中国語圏では血汗工場(中: 血汗工廠)とも呼ばれる。

すなわち、労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)を従業員に強いたりする、もしくはパワーハラスメントという暴力的強制を常套手段としながら本来の業務とは無関係な部分で非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)のことを指す[1]。

引用元: ブラック企業 – Wikipedia.

この定義を病院や医療施設に置き換えて考えますと、

人員不足が慢性的な上にサービス残業が月に60時間以上。また上司から理不尽な叱責があり自分の非は認めない。ミスは全部部下のせいにし明らかに無理な量の仕事量ろ押し付ける。離職率は常に高く、入職者がいれば誰かが順番に辞めていき、残った従事者が全て負う。患者さんからの評判も悪く働いているものとして誇りを持って働くことができない….

face_r18_c2

と考えられる事例を挙げれば本当にきりがないのですが転職前にこのようなことがわかれば越したことはありません。しかし当然ですが、離職率が高い病院や採用側がこのようなブラック体質を全ておおらかにしてここの病院はブラックですと予想できる情報を開示するわけがありませんし、現状をブラックと認識していない可能性もあります。

看護師のサービス残業が当たり前な理由とは?でも記事にしましたが『当選の基準』とはひとそれぞれ、企業も病院も同じように一般的にはこれが当たり前という惰性的価値観がその環境を悪くし人を苦しめます。しかし初めからそのブラック的環境やブラック的価値観がわかっていれば誰も入職する人等いるわけがありません。勤め始めてからジワジワとわかってくることなので多くの人が辞められないとなってしまいます。

しかし現状は看護師転職の【病院の選び方チェック項目一覧】で記載した様に働き始めてからでないとわからない情報ばかりです。病院のチェック項目

例えば、患者への対応が悪くとても自分の考え方に合わない、医師と看護師の関係がものすごく悪い、院長や事務長よりも師長が全てをかき回し現場の統制が全くとれず患者への対応改善は二の次といった慢性的業務。この様なことはホームページや雇用条件の一覧を観て感じ取れるということはまずないでしょう。

 

ブラック病院の3つの見分け方

結論から言えば、そこで働いている看護師がたまたま友人で、その友人から本音で全てを聞かせてもらわない限りは、転職前にその病院の内情がブラックかブラックでないかということなどわかり様がありません。しかしそのままではこの病院に勤めればいいのかということが全く判断できないという事にもなってしまいます。

そこでできることといえば、このブラックを限りなく白に近いグレーにもっていくことです。なんといっても先ほどお伝えした、その職場で働いている看護師友人の話ほど信用できるものはありませんが、『自分が働きたい候補の病院に古くからの友人がいるという』状況はそうあるものでもありません。

そこでその様な状況でもできる3つの方法をご紹介します。

  現場(病院見学を含め)に足を運び情報を得る

病院見学はかなり実施している事業者がいるのでこれを使わない手はありません。また病院見学は案内してもらえるので隅々まで院内を回れるメリットもありますが、落ち着いて院内の観察ができないというデメリットもあります。院内見学や足を運んでその病院の中を見て回るということは全ての病院でできることではないかもしれませんが、できる限り足を運ぶ事が大切です。

一般の人が観察しただけではわからないことも看護師経験があればその病院の看護師さんが疲れた表情か職場の人間関係がどうなのか、患者さんへの対応はどうなのか、ホームページで紹介されていた理念は仕事に反映されているのか。もしここで働く事になればどんな人がいて、その人が自分の苦手そうな人なのかといった事は少なからず直感的に感じる事があると思います。

患者さんが満足しているかという点もポイントです。病院でお会計を済ませている時の表情や入院している患者さんの表情や家族の雰囲気なども重要です。

できれば数回現場に足を運ぶということをしたいところですが、時間の余裕などがないという状況もあるとは思います。その様な時は少なくともいきなり面接が初訪という事は避けたほうがいいでしょう。

 

  患者さん目線での口コミを集める

インターネットの口コミで情報を集めつことができるのが、この口コミです。従事者の口コミがあればそれを参考にするのもいいかと思いますが、病院ごとに従事者の口コミを見つけると言うのは容易ではありません。しかも恨みがましいものが多く、偏った意見に陥りがちなので患者さん目線の情報をあえて得るというスタンスも重要になってきます。

どんな仕事でも共通して言えることですが、従事者が気持よく働いていない職場と言うのはお客さんも大抵満足していません。職場での不満が溢れそうな状態のときは柔軟な対応ができません。『なんでここまでしなきゃいけないのか』、『また何か起きたら自分の責任にされるのではないか』『もう疲れた…』といったことで頭がいっぱいになります。『一歩進んだサービスをしようという心の余裕』とは程遠いモチベーションの低さにおそわれます。

このような小さい対応や気持ちが表情に現れ、お客さんに暗に伝わります。本当に仕事ができる人ほどこのような仕草や感情を伝えずに仕事ができるのですが、これが病院というチーム単位でおきますとそうもいかないものでしょう。

患者さんが感じたその場の口コミを参考に病院選びをするというのは一つの良い視点を与えてくれます。中にはサービスや教育に厳しい職場もあるかもしれませんが、スキルアップを目指したいという方は特にこの視点で職場選びをするといいかもしれません。

 

  信用できる転職サイトの担当者をみつけ離職率等の内情報を得る

転職サイトの担当者はその病院の採用に関わっているので病院の離職率やデータを把握している場合が多いのです。問題はそのデータを正確に教えてもらえるかという事ですが、これは信用できる担当者を見つける以外にないでしょう。

転職サイトが報酬を得る流れは、病院若しくは企業からですので、病院内の不和や離職率をはっきりと教えてもらえないというケースも中にはあります。しかし求人サイトや運営側も採用された入職者がすぐに退職してしまう事態を増やす事はマイナスです。

 

 まとめ

100%確かな情報を得る方法があれば越したことはないのですが、難しいというのが現状でしょう。その上でできることといえば情報の入り口を一箇所にしないようにすることです。また情報を掛けあわせてなるべく白に近いグレーの企業や病院を探すことです。

働き始めてから少し調べればわかっていたことかもしれない、という失敗をしないように最善を尽くしましょう。

160216_jokin151208_tanki

※1.一人あたりの平均登録社数は2~3社となっています。
※2.登録料、サービスには一切料金はかかりません。
※3.求人案件量は概算値で時期や非公開求人案件数により多少前後します。
※4.登録には住所、氏名、メールアドレス等が必要になりますが、登録時間は1社2分前後で完了できます。