
求人倍率の定義
求人倍率とはそもそもどのような定義なのでしょうか。
求人倍率(きゅうじんばいりつ)とは、経済指標のひとつ。求職者(仕事を探している人)1人あたり何件の求人があるかを示すもので、たとえば求人倍率が 1.0 より高いということは、仕事を探している人の数よりも求人のほうが多いということである。一般に求人倍率が高い社会は、企業がより多くの労働者を求めており、つまりそれだけ経済に活気があると考えられる。
引用元: 求人倍率 – Wikipedia.
求人倍率が1.0より高いと就職しやすくリストラのリスクも低いということになるでしょう。
看護協会の運営するeナースセンターでは2.8倍前後を推移
厚生労働省の求人倍率のデータを見る限りでも2.6倍
となっており他業種が軒並み1.0を割る中、高い他業種と比べ高い数値と言えます。
※厚生労働省の求人倍率一覧(クリックで拡大表示できます。)
看護師の求人倍率が高い理由
この背景には、
- 看護師という資格を取得するということがすぐに簡単に取得できる資格ではない難関資格だということ
- 女性の割合が比較的多いため、結婚育児等の家庭的事情により退職を余儀なくされる場合がある
- 職場環境や人間関係、夜勤負担等により離職率が高い
といった背景があります。景気に左右されにくいという一面もあり就職や復職、転職しやすい職業の一つでもあります。
求人倍率から考える看護師の転職活動
しかしだからこそ、転職や復職は慎重に行った方がいいでしょう。病院や企業側は人材不足に陥り少しでも人員補強をしたいといったバックグラウンドがあります。悪く言えば転職会社は少しでも多くの人材を企業や病院に送り込み収益を上げたいと躍起になり、就職活動中に希望の場所では無いところを無理に紹介されるという方もすくなくありません。
もちろん転職サイトを使う事自体のメリットは案件数の多さや、お祝い金、サポートといった点で転職活動においてはやはり有効に活用したいところです。また転職サイトや人材紹介会社の全てがその様な対応をするわけではなく、その中からも良い担当者と付き合って行くためにもしっかりと自分で信用できる担当者にお願いするということも重要です。